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2022/09/26
お墓のこと

お墓参りの時期はいつごろ?一般的なシーズンや最適な時間帯


お墓参りの時期は、地域や宗教宗派によって違いがあるため、改めて考えると「いつお墓参りをするべきか?」わからないことです。


いままでは周囲に合わせて、あるいは家族や親族に合わせてお墓参りの時期をなんとなく決めてきた方もいるでしょう。個人的にお墓参りする場合には、どの時期に行くべきなのか、背景がわからないと自分では決められないものです。


そこで本記事は、お墓参りの時期について命日や行事ごとの期間、適切な時間帯などを紹介します。


お墓参りとは

お墓参りは、故人の墓を家族や親族、知人などが訪れて、供養する行為のことです。故人を偲ぶことを目的とする場合や子孫の繁栄を願って先祖の袴彫りをする場合も同様に「墓参り」と呼びます。


お墓参りに決まった時期はある?


お墓参りは、「いつごろ行けばいい?」という疑問をもつ方もいるでしょう。お墓参りの時期は、絶対に決まった日にしなければならないというルールはなく、基本的にいつしても問題ないのが基本です。上記を踏まえて、以下の時期にすることが恒例といえます。


【(祥月/月)命日】

まずお墓参りで一般的な時期として「祥月命日」と「月命日」です。祥月命日は亡くなった日とまったく同じカレンダーの暦にお墓参りすることを指します。法要も祥月命日の日付を基準にお墓参りすることです。


また、月命日は、日にちだけ同じで月ごとにするお墓参りすることを指します。行事とは異なり、故人の亡くなった日によって訪れるタイミングが違うでしょう。


【お盆】

お盆は、新盆の8月15日前後を時期として、先祖の霊魂が家族や身内のもとに帰ってくる日として、天に帰るまでの間を指します。つまり、お盆期間中はお墓参りをして先祖や故人を供養する意味があるのです。


日本では、お盆に実家帰りをして墓参りを済ますことをルーチン化している家庭も多くあるでしょう。ただし、旧盆の場合は時期が7月15日(日数は年により不定)となるため、どちらかの日付を基準にお盆ではお墓参りをします。


【お彼岸】

お彼岸は「春分の日」と「秋分の日」の2つの時期を指し、前者を「春のお彼岸」、後者を「秋のお彼岸」とわけて呼びます。春分の日を除いた手前の日程3日間と春分の日以降の3日間、合わせて7日間です。


1日目の「彼岸の入り」から、最後の日の「彼岸の明け」まで、上記のどこかでお墓参りをしましょう。


【年末年始】

年末年始は先祖や故人をじっくり向かえるという意味合いがあり、お墓参りの推奨される時期として知られます。稀に「年末年始はお墓参りをしないほうがいい」という方もいますが、宗教・慣例行事としてそのような決まりや制限は特になく、自由にお墓参りをしてもよいといえるでしょう。


実際、上記にお墓参りの時期をいくつか挙げていますが、お墓参りに適さない時期はなく、上記の時期に合わせてするもよし、それ以外の時期にしてもよしです。


お墓参りに適切な時間帯はある?


お墓参りの時間帯は、墓地や霊園の営業時間に影響を受けるため、夜遅くや朝早くは適しません。適した時間帯としては人の少ない午前中です。ただし、午後に行くことが不正解ということではなく、午前中が理想ですが午後の日が沈む前に訪れても問題ないでしょう。


理由に関係なく足を運ぶことが重要

お墓参りを「いつ行くか?」で悩む人の中には、「どこかに行くついでにお墓参りをするのは失礼ではないか?」という疑問をもつケースもあります。しかし、お墓参りの時期は基本的にタブーや禁忌がなく、目的や経緯においても、もののついでにお墓参りをすることも許されるでしょう。


まとめ

今回は、お墓参りの時期について、一般的なお墓参りのシーズンや適切な時間帯などについて解説しました。お墓参りに決まった時期はありませんが、慣習・慣例や宗教的な意味合いとして時期を命日や年行事にあわせたお墓参りをするケースがほとんどです。


また、適切な時間帯は午前中ですが、時刻も絶対ではないので行けるタイミングでお墓参りをしましょう。