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- 2022/09/29
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納骨の時期はいつがいい?納骨までの流れを7ステップで解説
残された遺族にとって、故人の死を乗り越えるための一つの大きな節目となる行事が「納骨」です。
しかし「いつまでに納骨すればいいんだろう」や「納骨までの流れがよくわからない」といった疑問を抱く方は少なくありません。
この記事では、納骨の時期と、納骨までの流れを7ステップで解説しますので、納骨に関する知識を深めたい方はぜひ参考にしてください。
納骨とは
納骨とは、遺骨をお墓や納骨堂などに納めることをいいます。
骨壷ごと納めたり、遺骨を布に包んで納めたりと、地域の習わしや宗教によって方法はさまざまです。
納骨は必ずしなくてはいけないわけではありませんが、ご家族と故人にとっても供養のひと区切りとなる大切な儀式です。
納骨の時期
納骨のタイミングについては、基本的にはいつおこなっても問題ないとされています。
お墓に関する法律である「墓地埋葬法」にも納骨に関する規定はありません。
しかし、いつまでという期限がないとはいえ、一般的には四十九日や一周忌のタイミングに合わせておこなわれることが多いです。
それぞれの喪家の事情によってさまざまですが、火葬を終えた当日、お墓が用意できた段階、遺骨を自宅でしばらく安置した後など、ご家族のタイミングで納骨するとよいでしょう。
納骨までの流れ7ステップ
本章では、納骨までの流れを以下の7ステップにまとめました。
①納骨先を検討する
②納骨の日程調整
③納骨を行う場所への連絡
④埋葬許可証を準備する
⑤参列者を選定して連絡する
⑥納骨式当日の流れと服装
⑦会食の場を設ける
それぞれの項目をみていきましょう。
①納骨先を検討する
納骨先はお墓もしくは納骨堂に納めるのが一般的です。近年では遺族の負担が少ない納骨方法として「永代供養」や「樹木葬」を選ぶ方も増えています。
もしお墓を一から建てる場合は、暮石が完成するまでには2〜3ヶ月ほどかかりますので、早めに準備を始めるとよいでしょう。
②納骨の日程調整
納骨先が決まったら、納骨式をおこなう日程を考えます。すでにお墓が用意できている場合、多くの親族が集まる四十九日に合わせるのが一般的です。
お墓の準備に時間がかかる場合は、一周忌などの時期に合わせても問題ありません。
③納骨を行う場所への連絡
納骨先のお寺や管理者へ連絡をして、納骨をしたい意思を伝えます。その際に納骨式の予約はもちろん、費用に関する相談や不明点などがあれば、気兼ねなく相談しましょう。
お墓に納骨する場合は、遺骨を納めるスペース(これをカロートといいます)が重い石によってフタがされているため、石材店にも連絡をしておけば業者の方が開閉してくれるため安心です。
④埋葬許可証を準備する
納骨式をおこなうには「埋葬許可証」が必要となります。埋葬許可証とは、死亡届と交換に市町村役場で受け取ることができる「火災許可証」に、火葬場で認印を押してもらった書類のことです。
一般的に、埋葬許可証は火葬場での骨上げが終わったあと、担当者が骨壷と一緒に入れてくれていることが多いので、中身を忘れずに確認しましょう。
⑤参列者を選定して連絡する
納骨式の詳細が決まれば、参列する親族の範囲について話し合い、それぞれに案内状を出します。すべての親族を集めなくてはならないといった決まりはありませんので、近しい家族だけで納骨をおこなっても問題はありません。
しかし、なかには「納骨式に呼ばれなかった」と不満を抱く親族がいるかもしれませんので、どこまでの親族を呼ぶかについてはしっかりと考慮したうえで選定しましょう。
⑥納骨式当日の流れと服装
納骨式当日の流れは、親族代表の挨拶にはじまり、納骨、読経・焼香の流れが一般的です。当日の服装については、喪服(ブラックフォーマル)を着用するのが通例とされています。
ただし、四十九日または一周忌を過ぎてから納骨式をおこなう場合は、黒を基調とした平服で参加しても問題ないでしょう。もちろん、宗教やしきたりによって求められる服装が違ってくることもありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
⑦会食の場を設ける
納骨式だけという場合もありますが、納骨を行なったあとは、親族で会食の場を設けることが多いです。
会食をおこなう場合は、事前の会場予約はもちろん、参列者にもあらかじめ情報を共有しておくことが大切です。
会食が終了したあと、参列者には引き出物を渡して、感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、納骨の時期と、納骨までの流れを7ステップを解説しました。結論をまとめると、納骨をおこなう時期に明確な決まりはありません。
親族や知人とのスケジュールを調整しつつ、ご家族の気持ちが落ち着いた時期におこなうとよいでしょう。