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2023/05/23
その他

樹木葬の費用相場と内訳とは?さらに安くする6つの方法



お墓の新しいスタイルとして、近年注目されているのが樹木葬です。樹木葬はお参りする家族の気持ちが安らぎ、故人が自然に還ることができるというメリットがあります。

樹木葬の費用は通常のお墓よりも安いのが特徴ですが、タイプによって価格に幅があります。

また、出来るだけ費用を安くしたいという人のための方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

樹木葬の費用相場

樹木葬は大きく分けて「合祀タイプ」「個別タイプ」「集合墓タイプ」があります。

合祀タイプ

遺骨はひとつの区画に用意されたシンボルのある樹木や草花の下に埋葬されます。
合祀は他の人の遺骨と共に埋葬するという方法ですので、一度埋葬してしまえば個別に取り出すことは不可能となります。

費用は永代供養料だけということが多く、相場は最も安く5万~20万円ほどといわれています。

個別タイプ(個別・家族)

ひとつの区画にひとつのシンボルのある樹木や草花の下に個別もしくは家族単位で納骨することができます。

費用相場は50万~150万円ほどですが、一般のお墓を購入するよりは安いです。ただし、個別墓所であっても17年、33年という区切りが来ると墓じまいされて合祀されますのでご注意ください。

集合墓タイプ

ひとつのシンボルの樹木や草花、プレートは共有されますが、遺骨はそれぞれ分けられているため、後になって取り出すことができます。

ですが、霊園によっては骨壺があっても取り出せないこともありますので、前もって問い合わせておきましょう。相場については20万~60万円程度です。

樹木葬の費用の内訳とは


樹木葬の費用の内訳ですが、一般墓と違って永代使用料は必要なく、遺骨を埋葬する土地を利用する墓地使用料だけですみます。

また、墓誌に故人の名前を彫刻したい場合においても、墓地使用料に含まれていることが多いです。

埋葬料については樹木葬を利用する人数分で計算されるため、費用は高くなるので覚えておきましょう。

そのほか、霊園内の自然豊かな環境を整備するために維持費が発生することが多いですが、霊園によっては運営費や管理が無料で永代供養料も含まれていることもあります。

樹木葬にするデメリットや注意点


樹木葬の中には、地下に遺骨を安置するカロートを備えた霊園もありますので費用が高くなることもあります。お墓の内部がどうなっているかなど事前にきちんと聞いておくと安心できるでしょう。

また、最初から合祀タイプを選ぶと不特定多数の人の遺骨と混じってしまうため、個別に取り出すことはできなくなります。

後で遺骨を取り出す可能性が少しでもあるならば、費用がかかっても最初は個別に納骨できるタイプを選ぶとよいです。

樹木葬の費用を安くする6つの方法


樹木葬は一般のお墓よりも安く済ませることができますが、さらに以下のことを意識するだけで費用を安くできます。

大きな区画を選ばない

家族で納骨する場合は、予め決められている人数の樹木葬を選ぶようにします。将来のことを考えて大きなスペースを取ってしまうと費用が高くなるため注意してください。

個別に納骨する期間を短くする

個別で納骨はどうしても管理が必要になるため、維持費用が高くなります。合祀すれば年間管理費が必要ないところが多いですが、デメリットもあるためよく考えて決めるようにしましょう。

シンボルを共有する方が安い

個人にひとつのシンボルよりも複数人で共有するほうが安くなります。樹木葬の場合のシンボルは一般墓の墓石に当たる部分だからです。

公営霊園の樹木葬をやっているところを探す

公営霊園は墓石を用いた区画がほとんどで、樹木葬をやっているところは少ないといえます。ですが、ご自身の地域の自治体の公営霊園では樹木葬をやっているかもしれませんので、探してみられるとよいでしょう。

郊外の霊園を探す

都会に近い霊園ほど地価が高いため樹木葬も高くなる傾向にあります。ただ、今後のお墓参りのことを考えると利便性は大事ですので、費用と場所の妥協点を見つけて慎重に決めるとよいでしょう。

樹木葬の相見積もりを取る

少しでも安くするには、複数の霊園でそれぞれ樹木葬を見積もってもらうことです。比較することで適正価格が分かりますし、納得いく樹木葬を選ぶことができるでしょう。

まとめ

樹木葬といってもタイプがいくつかあり、費用もそれぞれ異なります。

合祀にすることは安くすませることができますが、それは後に取り出す可能性が0%であるということが確かでなければなりません。

樹木葬はお墓の中でも費用をかなり削減できて骨が自然に還るというのが魅力的ですが、残された家族がいつでも故人を偲ぶことができるようにしたいものですね。