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2022/06/15
お墓のこと

お墓の近くに生えてくる雑草の種類や対策方法とその注意点

お墓をきれいな状態に維持するためには、定期的な管理が不可欠です。お墓の周囲に土がある場合には、雑草の対策をしっかりとすることも、お墓をきれいに保つための重要なポイントです。

ここでは、お墓の周囲に生えてくる雑草の種類や具体的な対策方法、雑草対策をする時に気をつけた方が良い注意点について、詳しくご紹介します。

お墓の雑草を対策した方がよい理由

お墓を持っている人は、お墓の周囲に生えている雑草対策を定期的におこなった方がおすすめです。雑草対策が必要な理由としてあげられるのは、雑草をそのまま放置しておくと、後で面倒なことになるからです。


雑草は土の中の深いところまで根をはるので、短期間で非常に大きく成長してしまいます。草が大型になり根も深くなると抜くのが非常に困難になるので、時間が経ってから草むしりをしようとすると、全ての草を処理するのに多くの時間がかかることも珍しくありません。


雑草対策はお墓の景観を保全するためにも欠かせない仕事で、雑草が生え放題になっているお墓は、草の中に墓石が埋もれてしまうこともあるので、見た目がとても悪くなってしまいます。害虫の発生を防止できることも、雑草対策をした方が良い大きな理由です。


お墓に生える雑草の種類



お墓の周囲には、さまざまな種類の雑草が発生することがあります。

生えてくる雑草の種類は、お墓のある地域や季節によっても異なりますが、なかでも、日本全国にあるお墓の近くに生えてくることが多いのが、スギナという雑草です。食用としても有名なツクシから胞子が放出され、周囲に広がっていきます。

スギナは雑草の中でも除去するのが難しい植物の一つで、茎と葉からなる栄養茎が光合成をおこなうため、体のさまざまな部分に養分を蓄えています。鎌で表面を切っても効果的な対策にはならず、切断した根本からすぐに新しい茎が再生しています。

ドクダミもお墓の近くに良く生えてくる雑草で、白い小さな花を咲かせるのが特徴です。ドクダミの根は抜きやすいですが、一部分だけ地中に残っていると、そこから再生することもあります。

お墓の雑草を対策する方法



お墓の雑草対策として効果的な方法は、定期的に除草剤をまくことです。さまざまな種類の雑草に効果がある製品の他に、特定の種類の雑草だけに効果のある除草剤もあります。お墓の周囲に生えている雑草を調べて効果的な除草剤を選べば、より効果的な対策が可能です。

除草剤には顆粒状のものと液状のものがあり、それぞれ特徴が違います。

即効性が高いのが液状タイプの除草剤の特徴で、短期間で草を取り除きたい場合にも使いやすい製品です。顆粒状の除草剤は、効き目が長いことが特徴です。一度お墓の周囲にまいておけば、半年ほど効果が続きます。

お墓の雑草対策をしたい場合には、砂利を土の上に敷くのも効果的な方法です。石が種の侵入や雑草の成長をブロックできるので、雑草が生えにくくなります。

お墓の雑草対策時の注意点



お墓の雑草対策をする場合には、知っておいた方がよい注意点もいくつかあります。

除草剤を使用して雑草対策をする時に注意しなければいけないのは、除草剤の効き目です。効き目が強すぎる除草剤を使用した場合、お墓の周囲にある枯らせてはいけない他の植物に影響を与えてしまうこともあります。

また、墓所がある場所によっては、除草剤の使用自体が禁止されている場合もあるので、使用する前に管理者に確認が必要です。

土の上に砂利を敷いて雑草対策をする場合にも気をつけた方がよいことがあります。使用する砂利の量が十分でも、石の間の細いすき間から雑草が芽を出すこともあるので注意した方がよいでしょう。

こうした失敗を防ぐためには、砂利を一度敷いた後に石を踏んで、土の中に埋めるのがおすすめの方法です。その上から再度砂利を敷けば、雑草がさらに生えにくくなります。

まとめ

お墓の美観を保つためには、効果的な雑草対策は欠かせません。お墓の近くに生える雑草にはさまざまな種類があり、その中でもスギナは日本の広い地域に自生しています。

効果的な雑草対策として有名なのは、除草剤や砂利を使用する方法です。ただしどちらの方法も、おこなう時には注意すべきことがあります。自分で管理ができない場合には、専門の会社に雑草対策を依頼することも可能です。