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- 2022/08/28
- お墓のこと
お墓の種類ってどのくらいある?タイプ別の特徴を紹介
お墓の種類はさまざまです。
従来の先祖代々のお墓や、後継者が必要ない1代限りのお墓、お墓を持たず自然へかえす等、多くの供養法があります。
お墓の種類が多い分、ご家庭によって、選ばれるお墓の種類もさまざまでしょう。
当記事はお墓の種類と、タイプ別の特徴を紹介します。今後のお墓選びの参考にしてください。
お墓の種類は6種類
お墓は埋葬される人によって、6つの種類にわけられます。
下記に1つずつ解説します。
お墓の種類1:累代墓
「家墓」ともいわれ、本家の人たちを埋葬します。
墓石に「〇〇家之墓」と刻まれているお墓です。
お墓の種類2:両家墓
「両家墓」は、別の姓の親族も一緒に埋葬されます。(女性がお墓の継承者で、結婚して姓が変わる場合)
お墓の種類3:個人墓
「個人墓」は有名人などに多く一人だけを埋葬します。
お墓の種類4:夫婦墓
「夫婦墓」は夫婦を一緒に埋葬します。
お墓の種類5:共同墓
「共同墓」は、「共同墓地」とも呼ばれ、以下の3つのケースがあります。
- ・教会や、寺院の檀家用墓地
- ・墓友(友人同士の共同墓)
- ・独居老人同士や老人ホームの共同墓
お墓の種類6:合祀墓
合祀墓は、永代供養と同様に、複数人の遺骨を一緒に埋葬するお墓です。
永代供養は、一定期間、個別の骨壺に納められるのに対し、合祀墓では、はじめから複数人の遺骨と一緒に埋葬されます。
お墓を建てられる墓地は3種類
お墓を建てられる墓地は3種類あります。
下記に特徴を解説します。
1:寺院墓地
寺院墓地は寺院の檀家用の墓地です。そのため、一般の人はお墓を建てるとこができません。
2:民営墓地
宗教法人や公益法人が、民間企業に委託して運営する墓地です。
寺院・公営墓地に比べ、墓地の購入費や管理費が高額な傾向があります。
ただし、お墓の掃除や、法要の時には墓石前にパラソルや祭壇の設置をしてくれる等、サービスが充実している墓地も多いようです。
3:公営墓地
各都道府県の自治体が運営する墓地です。寺院・民間墓地に比べて、費用がかからない場合が多く、人気があります。
お墓に納めない供養の種類3選
お墓に納めない供養の方法をご紹介します。
種類1: 自然葬
自然葬とは、自然にかえす埋葬方法です。
散骨は散骨地への配慮が必要なため、専門業者に依頼する方法もあります。
- ・樹木葬:樹木葬は墓石の代わりにシンボルツリーを用います。
- ・海洋散骨:海洋散骨葬は海へ散骨します。
- ・宇宙葬:宇宙葬とは遺骨や遺灰を専用のカプセルに納めて打ち上げ、宇宙へ散骨します。
種類2:手元供養
手元供養は自宅や身近なところに遺骨の全部または一部を保管する供養法です。
種類3:納骨堂
納骨堂とは骨壺のままで、夫婦または家族などを納骨できるスペースのことをいいます。駅が近いなど、立地条件の良いところにあります。
お墓に埋葬せず、供養をされる方は、増えてきていますが、従来のお墓の形式ではないため、親族の理解が必要でしょう。
【Q&A】お墓の種類に関するよくある質問
Q:お墓のデザインの種類はどんなものがある?
A:お墓のデザインには次の3つの種類があります。
- ・和型墓石
- ・洋型墓石
- ・デザイン墓石
従来の形式にこだわらないデザインを選ぶケースも増えています。
Q:お墓の種類によって費用はちがう?
A:お墓の種類によって費用は異なります。
墓石を建てる場合は、もっとも費用が高額になるでしょう。
手元供養は骨壺が必要ですが、専門業者に依頼せずに済むため、費用はあまりかかりません。
自然葬や納骨堂は、依頼先によって費用が異なります。
しかし、墓石を建てるより、費用が抑えられるでしょう。
まとめ
お墓の種類は大きく分けると、墓石のあるお墓と墓石を持たないお墓があります。
お墓の種類は多様化し、ご家庭ごとの選択肢の幅が広がりました。しかし、新たに増えたお墓の種類は自然葬など、継承者が必要ないものが大半です。
背景には、お墓の継承者がいないことがあるのでしょう。
これからのお墓の種類選びは、後世を見据えて考える必要があるのではないでしょうか。