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2022/06/23
お墓のこと

お墓の敷石には意味がある?意味や種類・費用などを解説

故人の遺骨を埋葬するため、お墓を建てる際に購入を検討しておきたいのが「敷石」です。しかし、お墓参りでも敷石を見かける機会は多いものの、敷石にどのような意味があるのか、よくわかっていないという方もいるかと思います。

今回は、敷石を設置することの意味と合わせて、敷石の種類や目安となる費用についても詳しく解説します。

お墓の敷石の意味とは


敷石を設置する意味として、とりわけ大きいのが「お墓の印象を整える」という役割があることです。お墓に敷石が用いられるケースは非常に多いですが、何かしら宗教的な意味などがあるわけではありません。したがって、敷石を用意せずお墓を建てることは可能です。

しかし、地べたに置かれただけの状態だと、お墓としての見た目・雰囲気が良いとは言えません。お墓というのは、故人と遺族を繋ぐ重要な場所とされています。そんなお墓をキレイに整え、故人と心地よい時間を過ごすためにも、敷石が重宝されているわけです。

また、「お墓を安定させる」という意味もあります。例えば墓石がない場合、墓石の重量などによって地面が沈んでしまい、お墓そのものが傾いたり、倒れてしまったりする恐れもあります。敷石の上にお墓を置くことが多いのは、お墓そのものを安定させるという役割を敷石が担っているからなのです。"

お墓に敷石をしくことによる効果



前述の通り、敷石にはお墓の見た目・雰囲気を整える他、お墓そのものの安定性を高めるような意味合いがあります。一方で、敷石にはお墓周りで起きがちなトラブルを解決する効果も存在します。

敷石によって得られる効果の一つが、「雑草を防げる」というものです。お墓は墓所など人通りの少ない土地に建てるのが一般的ですが、その影響から周囲に雑草が生えやすく、お墓が荒れてしまうことがあります。定期的に草取りをすることで対処することはできるものの、お墓が遠くにある場合は頻繁に草取りをするのも困難です。

敷石をしいておけば、敷石を置いた部分からは雑草が生えてくることもないため、雑草による被害を最小限に抑えることができます。草取りをする際の負担も大幅に軽減されるので、雑草対策をするのであれば敷石の設置を検討するとよいでしょう。

お墓に使用される敷石の種類




お墓に使用される敷石は、一般的にお庭などで用いられるような材質のものが多く、とりわけ特別な材料を使用して作られることはあまりありません。だからといって、赤レンガなど洋風建築に使われるような材質の敷石をしいてしまうと、静かなお墓の雰囲気を損なってしまいます。そのため、お墓に使用される敷石は、和風庭園などでも重宝されている「御影石」で作られることがほとんどです。

御影石は花崗岩をもとにした石材で、大理石に似た高級感を放ちます。大理石は耐久性に難があり、主に室内の装飾に利用される一方、御影石は高い耐久性が強みで、屋外で高級感ある石材を利用したい場合に用いられることも多いです。

敷石はもちろんのこと、墓石そのものにも利用されている定番の石材だといえます。場合によってはその他の種類の敷石が利用されることもありますが、基本的に敷石は御影石を利用した種類ものが多いため、敷石を選ぶ際には御影石を用いたものを選ぶのがよいでしょう。

お墓の敷石にかかる費用



お墓の敷石にかかる費用はさまざまですが、一般的な相場はおおよそ10万円~30万円ほどだとされています。しかし、敷石とは一口に言っても、材質や形状などによってかかる費用が異なるため、具体的な費用については専門の業者などに詳しく問い合わせてみるべきでしょう。

また、お墓に使うものだからといって、「費用が高ければ高いほどよい」ということでもありません。費用を多くかければそれだけ面積の広い敷石をしくことができ、雑草対策などにも効果的ではあるものの、場合によってはお墓の景観・雰囲気を著しく損ねてしまうことも考えられます。

お墓をどのような場所に建てるのか、どういったお墓にしたいのか、さまざまな要点を踏まえた上で丁度良い費用の敷石を選ぶことが大切です。

まとめ


お墓に使われる敷石の意味について理解できたでしょうか。敷石は雑草対策などに効果的なものですが、やはりお墓の雰囲気や景観を整えるが側面が大きくあります。

イメージとマッチする敷石を選べば、それだけでお墓の雰囲気もよくなります。お墓と一緒に敷石を選ぶ場合は、建てたいお墓のイメージに合わせて、敷石の種類やそれに見合った費用のものを設置するのがおすすめです。