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- 2022/12/23
- お墓のこと
お墓の雑草対策でやってはいけないことや効果的な方法
お墓参りに行ったときはいつも、お墓周辺の雑草取りに手間と時間がかかっているという方は多いのではないでしょうか。
ですが、雑草を手で抜いても根本からきれいに抜けません。しかも、抜けば抜くほどその場所の土を耕すことになるため、かえって雑草が生えやすい環境を作ってしまうのです。
そこで、今回は雑草が根付く前に成長を阻止できるようなお墓の雑草対策についてお伝えしていきます。
お墓の雑草が伸びやすい時期
雑草が急速に成長する5月から7月にかけては、雑草の根張りが強くなるため、誤った抜き方をすると雑草の根が土の中に残ってしまいます。
特に、スギナやドクダミなどの繁殖力が強い雑草、カヤやセイタカアワダチソウなどの多年生雑草は、除去できたと思っても地下部が生き残るため、再び生えてきます。
お墓の雑草対策に塩をまくことはやってはいけない!?
お墓の雑草対策のひとつに、塩をまくという方法もあります。塩をまくと土の塩分濃度が上がり、雑草が水分を吸収できないため枯れるのです。
しかし、まかれた塩分は土壌の中では分解されずにいつまでも残るため、周辺の全ての植物までもが水分を吸収できずに枯れるという塩害が起きてしまいます。
また、植物だけの問題ではなく、墓石の表面の光沢がなくなったり、墓石の基礎コンクリートの鉄筋などが錆びる原因となってしまうこともあるので使わないようにしましょう。
お墓の4つの雑草対策
手で雑草を引き抜く以外に、お墓周辺の雑草対策として以下のような4つの方法が挙げられます。
お墓に除草剤をまく
手で草むしりをするよりはずっと楽な方法ですが、除草剤の効果が出る期間を考えると、年に数回ほど行う必要があります。
除草剤のタイプには、即効性がある液体タイプと、じわじわ土の中にしみ込んで雑草の成長を抑える粒状タイプがありますが、毒性の強いものもあるため注意が必要です。
また、使用を禁止している霊園や墓地がありますので、事前に墓地の管理事務所などに確認するとよいでしょう。
玉砂利を敷き詰める
玉砂利を敷き詰めることで玉砂利の厚みが出てき雑草が生えにくくなりますが、敷地面積が広いとコストが割高になりがちです。
また、人が玉砂利の上を踏んで砕けてしまうこともあるため、数年経つころはまた敷き詰める必要性がでてきます。
固まる土を敷く
固まる土は別名「硬化土」と呼ばれる特殊な土です。土にセメントなどが混ざっており、敷いて水をかけると固まるという仕組みです。
水はけもよく雑草も生えにくくなりますが、含まれているセメントの量は少ないため、ムラのある固まり方をしたり、劣化が早いというデメリットもあります。
除草シートを敷く
除草シートは光を遮断することによって雑草の生育を抑えることができ、水や空気を通すため水たまりができないというメリットがあります。
また、墓石やコンクリート基礎部分にも悪影響を与えません。
除草シートはシートであるためどうしても景観が悪くなりがちですが、玉砂利とあわせて敷き詰めることにより、景観が損なわれず、紫外線からの劣化を防ぐことができます。
お墓の雑草対策は業者に依頼するという方法
お墓参りになかなか来れない人や遠方に住む人のために、お墓クリーニングをやってくれる業者がいます。
業者は雑草を取り除く作業はもちろん、お墓を綺麗に掃除をしてくれるため、次にお墓参りに行く時は安心してゆったりと参ることができるのです。
また、先ほどご紹介した除草シートや除草剤の中でもお墓のある場所に最適なものを選んで施工してくれる業者もあります。
業者に依頼すると費用はかかりますが、一回の施工でもより長く防草効果が保てるため、雑草のことで悩まなくてすむでしょう。
まとめ
一年に数回しかお墓参りに行かないとはいえ、先祖代々から守り継がれている大切なお墓ですから、いつでもきれいな状態に保っておきたいです。
行ったときに、お墓が汚かったり、墓石の周りの草がぼうぼうと生い茂っていると気持ちにも余裕がなくなりゆっくりとお参りもできません。
今回、ご紹介したお墓の雑草対策を組み合わせたりして、最適な方法で対策をしていただけたらと思います。