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2023/01/19
霊園のこと

霊園の選び方の重要5つポイント!スムーズにお墓を決める方法



まだ先のことだと思っていても、死は突然やって来るものです。まさかの時に備えて、霊園や墓地はどこを選ぶか、どんなお墓を立てるかなど決めておくことが大切です。

墓石選びから始める方もいますが、大事なのは霊園の選び方です。霊園における管理体制がしっかりしていなければ、高価な墓石もひどく扱われたり、最悪なケースは霊園自体が競売にかけられることもあるからです。

では霊園の選び方のポイントを詳しく解説していきます。

霊園と墓地の違いとは



霊園と墓地の違いは、簡単にいうと法律によって定義されているかどうかです。

墓地は遺体を埋葬、焼骨を埋葬するために都道府県知事の許可を受けており、寺院の境内にあるのが一般的です。また、墓地を購入するためには寺院の檀家になる必要があります。

一方、霊園のほうは法律で定義されておらず、寺院の境内にある墓地以外の墓園を指します。霊園と墓地のタイプとしては、大きく3つに分けられますのでご紹介します。

民営霊園

民営霊園は宗教法人、財団法人などが墓地の販売や管理を行っています。メリットは宗派や国籍に関係なく、墓石のデザインや墓所の区画面積などの自由度が高いことです。

また、管理も行き届いて墓地環境が充実しているのが特徴です。

公営霊園

公営霊園は地方自治体が運営しており、墓地の申し込みや手続きの際は自治体の役所に出向く必要があります。

費用については、民営霊園より安く管理も平等でよいです。また、特定された宗教色もないことが人気の理由で、多数申し込みの場合は抽選になることもよくあります。

寺院墓地

寺院墓地は寺院が管理する寺院の境内にある墓地です。

墓地を購入するならば必然的に檀家となりますが、管理や法事などの読経や供養は寺院に任せることができるのがメリットです。


霊園の選び方の5つのポイント



霊園選びポイントは「交通アクセス」「宗派」「周辺環境」「管理」「費用」の5つがあります。

交通の便が良いこと

霊園が通いやすいところにあるのか、というのは特に重要です。交通の便が良くなければ、どんなに高価なお墓であっても、景色が素晴らしくても誰も行く気にならないからです。

また、駐車場の有無、公共交通機関や車で現地に行った場合の所要時間を調べておきましょう。

宗旨や宗派をチェックする

霊園によっては受け入れることができない宗旨や宗派があります。確認すべきことは、現在自身が属している宗派や宗旨は何であるのかということです。

また、お墓を承継する予定の家族や親族はこれからどうしたいのか、など話し合う必要があります。

霊園の周辺環境の確認

霊園がじめじめしたところにあるか、地盤は緩くないか、日当たりは良いかなど環境の確認をしましょう。

また、そばに落葉樹がある場合は、落ち葉の清掃が大変ですし、草が周りに茂っているとお墓参り時は蚊で苦労します。

ですので、一年を通しての霊園の周辺環境をシミュレーションした上で選ぶとよいです。

管理体制がしっかりしているか

霊園の中でも墓石の工事や納骨など一括で行ってくれるところのほうがスムーズで、安心して任せることができます。また、そのような丸投げできるところはお墓についての知識が豊富なことが多く安心できます。

お墓というものは建てたら終わりではなく、その後もずっと管理が必要となりますので、管理体制がしっかりしてアフターフォローをしてくれる霊園を選ぶことが重要です。

負担のかからない費用

お墓を建てるときは、永代使用料、墓石代、管理料が必要とされ、諸経費として法要や彫刻費などがかかります。

永代使用料は購入する墓地の面積で価格が決まるのですが、都市部では地価が高いため永代使用料も高くなる傾向があります。

また、墓石はデザインによって費用が高くなるため、支払い金額のほか支払い方法もしっかり把握するようにしましょう。

管理費については高額ではありませんが、支払いが滞ると使用権がはく奪されるため注意してください。

永代供養付きの霊園なら承継者の心配は無用



霊園の中に、一般のお墓とセットになっている新しいスタイルの「永代供養付き」というタイプがあります。

墓所を用意することは必要ですが、承継者がいなくなった場合に霊園管理者によって費用負担なく、墓じまい・改葬が行われ、永代供養墓に埋葬されます。

改葬されると、他の人の遺骨と一緒にされる「合祀(ごうし)」にはなりますが、管理者が永代にわたり管理、合同法要をしてくれます。また、無縁になる心配をしなくてよいことが大きな魅力でもあります。

まとめ

霊園の選び方のポイントをご紹介してきましたが、実際に霊園まで足を運んで自分の目や耳で確かめてみましょう。

お墓選びはやり直せるものではありませんし、家族や親族が代々継承していくものですから慎重に決めたいものです。

また現地を訪れる際は、アクセスの良さを体験するため、公共交通機関を利用していくことをおすすめします。