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2023/05/18
お墓のこと

納骨式を行う最適な時期は?恥をかかないマナーや流れは必見!



納骨式は亡くなった人を火葬してお墓や納骨堂に収める儀式のことです。

もし家族が亡くなったときに慌てふためかないよう、またマナーとして恥ずかしくないように知っておきたいという方のためのお役立ち情報をご用意しました。

納骨式はどんなタイミングで行うのがよいのか、お布施など費用はどのくらいなのか、納骨式にあたって準備すべき持ち物などをお伝えしてきます。

納骨式を行う最適な時期

納骨式は必ずしもこの時という決まりはありませんが、一般的にお墓が既に用意されている場合は、四十九日法要と合わせて行います。

故人は四十九日になると魂が死後の世界へと旅立つのですが、それと同時に残された家族は忌を終えることを意味します。

通常はお墓を新しくする場合は間に合いませんので、家族の気持ちが落ち着いたときに納骨式を行えばよいでしょう。

納骨式の持ち物とは

納骨式に必ず持っていかなければならない物がありますので、しっかり事前に準備しておきましょう。

塔婆(とうば)

塔婆とは、長さが1~2mほどの細い木の板に戒名、経文、命日、供養日などが書かれているものです。

塔婆は僧侶に作ってもらうため事前に準備しておきましょう。塔婆の料金はお布施とは別になり、目安としては1万円以下です。塔婆をお墓の後ろや横に立てて、故人の冥福を祈ります。

埋葬許可証

亡くなった後、役所で死亡届を提出すると「火葬許可証」が発行されますので、それを火葬場に提出します。通常は葬儀屋が代行して死亡届と火葬許可証を取得してくれるので安心してください。

火葬されたら、火葬許可証に火葬したという証明する印が押されるのですがこれが埋葬許可証となります。埋葬許可証は納骨の際に必要となる大事なものですのでなくさないようにしましょう。

お布施代

納骨法要の際には、読経する僧侶にお布施代として3万〜5万円ほど渡します。

また、家に来てもらった際はお車代が別途5千~1万円ほどかかり、会食に欠席した場合も御膳料を支払います。納骨法要の合計金額は6万~7万円ほどみておくとよいでしょう。

納骨式にふさわしい服装


納骨式もそうですが、一周忌まで男性は黒の礼服(黒スーツ、黒ネクタイ、黒靴、白のワイシャツ)、女性は黒のワンピースか黒スーツ、黒靴で参列します。

女性は派手なアクセサリーや化粧、マニキュアなどは控えておきましょう。また、子供の服装については、喪服は必要なく制服やセミフォーマルな服装、地味な服で問題ありません。

納骨式の事前準備


納骨式をスムーズにするため、事前に石材店に戒名や故人の名前を彫ってもらうように依頼し、埋葬許可証を用意しておくことです。

埋葬許可証は納骨式に必要なため大切に保管しておいてください。また、僧侶に納骨式に来てもらう予約をしたり、会食の手配をしておきましょう。

そのほかに、墓前に飾るお花や果物などのお供え物、ロウソクや線香などが納骨式の当日に必要となりますので忘れずに準備しておきましょう。

納骨式の流れ


納骨式当日の流れをざっとでも把握しておくだけでも、当日は不安にならず心に余裕を持って参列できます。

お供え物などを墓前に供えておく

墓前には、お花やお供え物、ロウソク、線香など納骨式に必要なものを整えておきましょう。

参列者に挨拶を行う

納骨式はお葬式と違って故人や遺族に親しい人の多くが参列してくれますので、固い挨拶である必要はありません。

わざわざ足を運んでくれた人への感謝の気持ち、遺族としての心情、会食の案内など簡単で構いません。

一回目の読経

挨拶の後は、僧侶に墓前にてお経を読んでもらい故人の冥福を祈り供養します。場合によっては、室内に場所を変えて読経することもあります。

遺骨をお墓に収める

一回目の読経の後に、遺族が納骨室の入り口を開けて遺骨を納骨室に納めます。新しく納骨する遺骨は納骨室の入り口のほうにくるようにします。

二回目の読経と焼香

二回目にも読経がありますが、これは故人の魂を宿して供養するという「納骨経」というものです。

読経は30分~1時間ほどが目安で、読経中に僧侶の指示があれば焼香を行います。施主、親族、最後に一般参列者の順番で行います。

会食を行う

読経が終わると、遺族、親族を始め参列者と会食を行います。施主は最初に挨拶をしますが、このとき、お酒を器に注いで故人の位牌に向けておくことがマナーです。

挨拶は、参列してくれた方々へのお礼や故人の生前の気落ちなどを手短に述べます。

会食では大声を出して騒ぐことはマナー違反になりますので、静かに故人との生前の思い出を語りましょう。

参列者に返礼品を渡す

会食が済んで閉式の挨拶を行った後、再度お礼を述べて参列者に返礼品を渡しましょう。もし、会食を行わない場合は、参列者へのお茶やお菓子などを用意しておくとよいでしょう。

まとめ

故人が亡くなって気持ちの整理もつかないままバタバタとお葬式やお墓の用意で忙しくなります。

だからこそ、納骨式にもっていく物やマナー、そして納骨式の流れを事前に知っておくだけで、少しでも気持ちに余裕を持ってスムーズに進めることができます。

また、挨拶については難しく考えずに感謝の気持ちや心情を述べるだけでよいので安心してください。