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- 2022/10/22
- お墓のこと
墓石に彫刻する戒名の意味|費用相場や彫るタイミングについても解説
「そもそも戒名って何?」
「本当に必要なの?」
上記のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「墓石に彫刻する戒名の基礎知識」について徹底解説していきます。気になる費用相場や彫刻するタイミングなどにも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
墓石に彫刻する戒名の意味
まずは、戒名とは何か、簡単に解説します。
本来は、「仏教の世界で出家した人が生前に授かる名前」のことを意味していました。真の仏教徒として生きていくため、俗名を捨て、師から新しい名前をもらっていたわけです。
しかし、現代の日本においては、「亡くなった後に僧侶から与えられる名前」のことを戒名と呼んでいます。墓石に戒名を刻むのは、故人が安らかに極楽浄土へ行けるようにするためです。
なお、戒名をもらうタイミングについて、厳密なルールはありません。一般的には、お通夜の前のタイミングで僧侶から授かります。
俗名でも問題ない
「墓石には戒名ではなく俗名を彫りたい」と考えている方も多いでしょう。
※俗名:生前に使っていた本当の名前
実は、墓石や位牌に刻む名前は、戒名でなくても問題ありません。実際、俗名で彫刻する方も増えてきています。もし不安な場合は、事前に、お寺や石材店に相談しておきましょう。
戒名を彫刻するときの費用相場
「戒名を彫刻してもらうには、いくら必要なの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
結論から言うと、5万円前後が目安となります。もちろん石材店によって具体的な金額は異なりますが、3万円~8万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
かつては、一文字単位で料金設定している石材店がほとんどでした。しかし、近年は、一人単位で料金設定しているケースが増えています。一人なら5万円、二人なら10万円と、墓石に刻む人数が増えれば増えるほど、金額も上がっていくようなイメージです。
墓石に戒名を彫刻するまでの流れ
墓石に戒名を彫刻するまでの基本的な流れは、以下の通りです。
-
1. 石材店に相談する
- 2. 見積もりを出してもらう
- 3. 工事開始
- 4. 彫刻完了
順に見ていきましょう。
石材店に相談する
まずは、石材店に相談しましょう。戒名を彫刻したい旨を伝えてください。
その際に、以下のことも同時に伝えておくと、その後の流れがスムーズになります。
- ・文字の形
- ・文字の色
- ・文字の大きさ
- ・文字数
- ・石の種類
- ・墓石のどの面に彫るのか など
見積もりを出してもらう
石材店に相談したら、見積もりを出してもらいましょう。
ポイントは、複数の石材店から見積もりを出してもらうこと。やはり石材店によって、彫刻にかかる金額は異なります。面倒かもしれませんが、なるべく多くの石材店から見積もりをもらい、比較検討してみることをおすすめします。
工事開始
依頼する石材店が決まったら、具体的な金額やスケジュールについて話し合った後、いよいよ工事開始です。一人分の彫刻であれば、数時間~半日程度で工事は完了するでしょう。
彫刻完了
彫刻が完了したら、石材店から連絡が来るはずです。現場に出向いて、仕上がりを確認しましょう。誤字や脱字はないか、入念にチェックするようにしてください。
戒名を彫刻するベストなタイミング
戒名を彫刻するタイミングに関して、明確なルールはありません。しかし、すでにお墓がある場合は、できれば四十九日が終わるまでに彫刻しておくべきでしょう。まだお墓を建てていない場合は、墓石発注のタイミングで、同時に彫刻も依頼するとよいでしょう。
まとめ
「墓石に彫刻する戒名の基礎知識」について簡単に解説しました。
本記事のポイントは、以下の通りです。
- ・戒名 = 亡くなった後に僧侶から与えられる名前
- ・墓石に戒名を刻むのは、故人が安らかに極楽浄土へ行けるようにするため
- ・彫刻費用の相場は、5万円前後
- ・すでにお墓がある場合は、できれば四十九日が終わるまでに彫刻するべき
墓石や戒名について分からないことや不安なことがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。