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2022/11/29
お墓のこと

墓石の名前入れにルールはある?彫刻にかかる費用やタイミング



お墓には「○○家之墓」など、名前や没年月日が彫られています。では、墓石に名前を彫るうえで守らなければならないルールなどは存在するのでしょうか。

この記事では、墓石の名前入れに関して費用や彫るタイミングを解説します。墓石の名前入れについて明確なルールを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

墓石に戒名や名前を入れる決まりはない

墓石に名前を入れない選択肢はあるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。お墓には故人や建てた人の名前を彫刻するのが慣例ですが、明確な決まりはありません。

ごく少数ですが、名前を彫刻していない墓石も存在します。墓石に名前を入れるのかどうかについては、家族や親族と話し合って決めていきましょう。

墓石に名前を彫る時期やタイミングは?



墓石へ名前を彫刻するタイミングはいつ頃なのでしょうか。ここでは、一般的におこなわれているタイミングについて解説します。

名前を彫るタイミングに決まりはない

基本的には、墓石に名前を彫るタイミングは決まっていません。葬儀後は家族が亡くなった悲しさもあり、すぐに落ち着いて次のことをやろうとは思えないものです。

墓石に名前を彫る時期としては、個人の都合に合わせていつでもよいとされており、ゆっくりと動き始めましょう。自分にとってベストなタイミングで石材店に相談をしてみてください。

納骨式に合わせて名前入れをする人が多い

一般的には、納骨式に合わせて墓石に名前入れをする場合がほとんどです。墓石に名前を彫刻するには申し込みから1ヶ月程度かかります。そのため、納骨式に間に合うように名前を彫る場合は、余裕を持って石材店に相談しておきましょう。

すぐに対応するのが難しいということであれば、一周忌や三回忌に合わせることもあります。

墓石に名前を彫る費用は2~4万円が相場



実際に、いまある墓石に名前を彫る場合の費用は2〜4万円が相場です。ただし、文字数や大きさによっても異なるため、あくまでも目安としてとらえておきましょう。また、これは1名分の費用であり、2人目以降は追加で料金がかかります。

墓石に名前を彫る場合、現場で作業するケースと持ち帰るケースの2つです。墓石を持ち帰って作業するケースでは、別途で運搬費がかかります。

墓石の名前入れに関してよくある質問



墓石に名前を彫ると簡単に言っても、わからないことも多くあることでしょう。ここでは、墓石の名前入れに関してよくある質問にお答えします。

名前は墓石のどこに彫るの?

墓石に名前をどこに彫るのか、明確な決まりはありません。とはいっても、一般的な傾向はあるため、以下の内容を実際に彫刻する際の参考にしてみてください。

  • ・竿石の正面:○○家、○○家之墓
  • ・竿石の左右側面:故人や先祖の名前、没年月日
  • ・竿石の裏面:建立者名、建立した日付

必ずしも、上記のように刻まなければならないわけではありません。墓石に名前を彫るうえでの明確なマナーはなく、家族や親族と話し合って決めましょう。

墓石に彫刻する文字書体やデザインに決まりはあるの?

故人の個性を主張するために、デザインにこだわりたい方も少なくないでしょう。基本的に書体やデザインは自由で、とくに決まりがあるわけではありません。墓石に彫刻する名前の書体はローマ字でも可能です。

ただし、彫刻する文字色は「故人の名前は黒か白」「健在な人の名前は朱色」と、生前と死後で色が異なることは覚えておきましょう。

墓石に名前がいっぱいで彫刻スペースがない場合の対処法は?

一般的に竿石の左右側面に故人の名前を彫ることがほとんどです。もし竿石に名前を彫刻するスペースがない場合は、墓誌を新たに新設します。墓誌とは、お墓の敷地内に建てる石板のことです。墓誌であれば名前を彫刻する場所は決まっていないため、空きスペースに入れていくことになります。

まとめ

墓石の名前入れに明確なルールはなく、必ず彫刻しなければならないものでもありません。名前を彫る費用は2~4万円が相場ですが、文字数や文字の大きさでも異なります。

また、墓石に名前を彫刻するまでに1ヶ月程度は見積もっておきましょう。墓石に名前を彫るのか、どのようなデザインにするのかは家族や親族で話し合って決めてみてください。