よくある質問

Q宗教・宗派によって墓じまいの方法の違いはありますか?
行政上の手続きに違いはありませんが、一般的に仏教では閉眼供養をはじめ法要を行い、キリスト教ではそういった儀式はないようです。宗派によってさまざまなので、まずはお寺や親族にあらかじめ確認しておきましょう。
Q墓じまい後に墓石の処分をしてくれますか?
まずお寺に処分を相談し、その後更地にして撤去から処分までは石材店でお受けします。供養する場合はお寺に運び、完全に処分なら処理施設にて砕石としてリサイクル。まわりを残して本体だけ処分することも可能です。
Q墓じまいの行政手続きはどのようにしたらいいですか?
墓じまいをするには、住んでいる自治体の役所で「改葬許可申請書」が必要です。新しい墓地があれば「受入証明書」、今お墓が建っている墓地で「埋葬証明書」をもらい、それらを提出すると「改装許可証」が交付されます。
Q墓じまいをした場合、納骨してあるお骨はどうすればいいですか?
新しいお墓に移すのでなければ、遺骨を永代にわたって管理してもらう「永代供養」や粉末化して海や山へまく「散骨」、自宅など自分のそばで供養する「手元供養」、複数に分けて供養する「分骨」などから決めましょう。
Qお墓を他人に譲渡することはできますか?
原則はできません。墓地の譲渡・売買を禁止する法律はありませんが、公営霊園・民間霊園・寺院墓地を問わず管理者との契約において「勝手に他人へ譲渡・売買することを禁止する」旨の記載があることがほとんどです。
Q墓じまいをする場合、どの程度の費用が要りますか?
墓石の撤去費用が1平方メートルにつき平均約10万円かかるほか、閉眼供養での読経に5万円程度、会食を行う場合は会食費用が1名あたりおよそ5000円、またお寺の墓地であれば檀家を離れるための離檀料などが必要です。
Q継承者がいない実家のお墓はどうすればいいですか?
継承者がいない場合、管理されなくなったお墓はいわゆる「無縁墓」「荒れ墓」と化してしまいます。親族でなくとも継承者にはなれますが、どうしても見つからないなら「墓じまい」という選択をしなくてはなりません。